悪童日記

DVDで見た映画。

「悪童日記」(2013年ハンガリー・ドイツ)

アゴタ・クリストフの小説の映画化。
これが映画になっているのを知ったのは去年で、11月にDVDを買ったのだがやっと正月休みに見た。
11月に帰省したときに本が実家にあるので読み返して、その続編である「ふたりの証拠」と「第三の嘘」も続けて読み返した。
なかなかショッキングな描写が続く物語なのですが、これを映画にするとは・・・と興味津々でした。

第二次世界大戦中のハンガリー、双子の少年は母親に連れられて田舎の祖母の家に疎開させられる。
夫を毒殺したという魔女と呼ばれる不潔で意地悪な祖母に働かされ、殴られながら、双子は田舎の暮らしに順応し、ノートに日々の出来事を書き綴る。
書くのは真実のみ。
隣に住む女の子は盗みや売春をしている。
戦争と貧困の中で生きるためには手段を選べないという現実。
双子は森の中で死んだ脱走兵から武器を奪って隠したり、強く生き延びるためにお互いを殴りあったり断食したりという「訓練」をする。
いつしか街からユダヤ人が連れ去られ、戦争が終われば今度はロシア軍がやってくる・・・そんな中でたくましく生きる二人。
いつか迎えにくるわと言っていた母親がやってきたが・・・
そして父親もやってくるのだが。。。。

子供は無邪気で可愛い、家族の絆が強くて一緒になって幸せに暮らす、なんてありきたりなものは期待できない。
どこまでも戦争の落とした嫌な影に包まれた暗い話。
でもこのくらーい感じがヨーロッパ映画特有の美しさかも・・・
原作と比べると映画では際どい性的な描写や残酷な描写はあんまりない。
この双子と周りの人たちの「異常さ」は原作のほうがかなりきつい
映画と原作の両方をおすすめ。
原作の淡々とした完結な文章と映像がリンクする。

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