インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実

真梨幸子「インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実」

以前に読んだ「殺人鬼フジコの衝動」の続編。
その殺人鬼フジコってどんな話だったっけ?と思い出しながら読んでました・・・
こんな話だった↓
http://orimuh.at.webry.info/201208/article_16.html

続編では藤子はすでに死刑になっている。「殺人鬼フジコ」は藤子の娘が母親について書いたという形になっているのだが、その娘がこの続編に関連している。「殺人鬼フジコ」で出てくる藤子が子供の時に一家が殺害された事件の犯人も明らかになってくる。

しかし物語の冒頭で取り上げられるのは、某団地で起こった監禁殺人事件。その犯人と思われた下田健太が証拠がないということで無罪となった。
その下田健太の母親である茂子が雑誌の独占インタビューに答えるということで、出版者の編集者や某テレビの構成作家が茂子の住む静岡の団地に向かう。

インタビューは何度もキャンセルされるが、なんとか編集者のひとりが粘っていろんな話を聞き出すのだがなんだか様子がおかしい。
下田茂子は藤子の一家が惨殺された後に彼女をひきとった叔母だった。

下田健太が監禁して殺害した人のこととか、関与する人物が多い上に、色んな人の目線からの文章(編集者だったり、殺害された人の手記だったり、誰かの証言だったり)がいり混じっていて、一体今は誰の話だったけ?とちょっと迷う。。。

下田健太の監禁殺人の様子は、尼崎の事件や北九州の事件を思い出すな・・・。
尼崎のはまだ最近だから、時期的に北九州の事件をベースにしたのだろうか?
「殺人鬼フジコ」のときにも、遺体をバラバラに切断してミキサーにかけてトイレに流すってのは江東区のマンションで起きた事件をネタにしてるなと思ったけど、ここでもそんなのが出てきた。

「殺人鬼フジコ」も、この話も、とにかく出てくる人が病んでる人ばっかりで救われない・・・
残酷描写も多いし、狙ったかのような後味の悪さ。

この作家の作品は今までも何冊か読んだけど、「あの人が実はこの人でした」みたいな結末が多い。これもそんな感じ。
「殺人鬼フジコ」では悪者そうに思えなかった人がかなり重要な(負の意味で)役割を果たしていた。
でも最後に取材をしていたTV局の吉永サツキがとった行動ってのは・・・なんか理由としては説得力がないような。

いずれにしても「殺人鬼フジコ」と続けて読まないと意味不明な作品ですわな。



殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)
徳間書店
真梨幸子

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  • Excerpt: 真梨幸子「私は、フジコ」 Weblog: Orimuh武勇伝 racked: 2014-02-17 22:36
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